体型変化後のお出かけをもっと楽しく。大人のためのシーン別着こなしヒント
ライフステージの変化とともに、おしゃれの悩みは尽きません
出産や年齢による体型変化、忙しい日々に追われる中で、以前のように気軽に服を選べなくなったと感じる方は少なくないでしょう。「どんな服が今の自分に似合うのだろう」「気になる部分をカバーしながらおしゃれに見せたい」といったお悩みをお持ちかもしれません。
特に、通勤、学校行事、友人とのランチなど、様々なお出かけの場面で「何を着ていこうか」と頭を悩ませることもあるかと思います。体型変化を気にせず、それぞれのシーンにふさわしい、そして何より自分が心地よくいられる着こなしを見つけることは、おしゃれを再び楽しむための第一歩です。
このサイト「My Body, My Style」では、多様な体型の方が自信を持っておしゃれを楽しむためのヒントをお届けしています。今回は、体型変化を感じる大人の女性に向けて、お出かけシーン別に具体的な着こなしのヒントをご紹介いたします。体型カバーとトレンドの両立も意識した選び方、着こなし方ですので、ぜひ参考にしてみてください。
シーン別 大人のための体型カバー着こなしヒント
1. きちんと感が必要な「通勤」スタイル
パートやお仕事でオフィスへ行く際や、それに準ずるきちんと感を求められる場面では、体型をカバーしつつも清潔感と信頼感を演出したいものです。
- トップス:
- ウエスト周りが気になる場合は、ブラウスの裾をボトムスにインせず、自然に垂らして着用できるデザインを選びましょう。ドレープ感のある素材や、少しAラインに広がるシルエットは、お腹周りをさりげなくカバーしてくれます。
- 首元や顔周りに目が行くように、デザイン性のある襟元や上品なアクセサリーを取り入れるのも効果的です。Vネックは首を長く見せ、すっきりとした印象を与えます。
- ボトムス:
- ウエストゴム仕様でありながら、フロントはフラットに見えるパンツは、快適さと美シルエットを両立できます。丈はくるぶしが見えるクロップド丈にすると、足元に抜け感が出てバランスが取りやすくなります。
- スカートを選ぶ場合は、ギャザーやタックがウエスト部分に集中しすぎないデザインや、広がりすぎないフレアスカート、タイトすぎないIラインスカートがおすすめです。落ち感のある素材なら、ヒップラインも響きにくいでしょう。
2. 学校行事や保護者会での「きちんとカジュアル」スタイル
子供の学校行事や保護者会は、かしこまりすぎず、でも失礼のないきちんと感を求められるシーンです。長時間座っていることも考慮し、体型を気にせず楽に過ごせる着こなしが理想です。
- セットアップやワンピース:
- 上下が分かれているセットアップは、単体でも着回しが利き、着こなしの幅が広がります。特に、トップスがペプラムデザインになっているものや、ボトムスがワイドシルエットのパンツのセットアップは、体型カバーに優れています。
- Iラインや少しコクーンシルエットのワンピースは、一枚できちんと感が演出でき、体型を拾いにくいアイテムです。ハリのある素材を選ぶと、体のラインが出にくく、より綺麗に見えます。
- ジャケットやカーディガン:
- ワンピースやブラウス+パンツの上にツイードジャケットやノーカラージャケットを羽織ると、きちんと感がぐっと増します。気になる二の腕や肩周りをカバーする効果も期待できます。
- 軽やかなロングカーディガンも、縦のラインを強調し、スタイルをすっきり見せる効果があります。
3. 友人とのランチや買い物での「リラックスおしゃれ」スタイル
友人との気軽なランチや買い物は、おしゃれを楽しみつつもリラックスできる着こなしが気分です。トレンド要素を取り入れつつ、体型を気にせず心地よく過ごせるスタイルを目指しましょう。
- ゆったりシルエットのトップス:
- 体型カバーの定番、ドルマンスリーブやオーバーサイズのニット・スウェットは、気になる腕周りやお腹周りをすっぽり隠してくれます。ただし、全身をゆったりシルエットでまとめると着太りして見えることもあるため、ボトムスとのバランスが重要です。
- チュニック丈のトップスは、ヒップラインまでカバーでき、細身のパンツとも相性が良いアイテムです。
- トレンドのボトムス:
- ワイドパンツやプリーツスカートは、体型を気にせずおしゃれに見えるトレンドアイテムです。特にウエストがゴム仕様のものは、長時間快適に過ごせます。落ち感のある素材や、ランダムなプリーツデザインを選ぶと、よりこなれた印象になります。
- センタープレスの入ったワイドパンツは、きちんと感もプラスされ、脚長効果も期待できます。
- レイヤードの活用:
- ロング丈のシャツワンピースやジレを羽織ることで、Iラインが強調され、縦長効果が生まれます。気になる部分から視線をそらす効果もあります。
- ニットベストとシャツの重ね着は、体型カバーとおしゃれ感を両立できるトレンドの着こなしです。
体型カバーとトレンドを両立する着こなしのコツ
どのシーンにおいても共通して言える、体型変化をカバーしつつおしゃれに見せるためのコツをいくつかご紹介します。
- 全体のシルエットバランスを意識する:
- トップスにボリュームがある場合はボトムスをすっきりさせる、またはその逆、のようにメリハリをつけることで、全体のバランスが良くなり、着痩せ効果も期待できます。
- ゆったりとしたアイテム同士を合わせる場合は、トップスを少し短めにする、またはボトムスをハイウエストにするなど、どこかにポイントを作るとバランスが整います。
- 視線を誘導する:
- 顔周りにデザイン性のあるアクセサリーやスカーフを取り入れたり、足元に明るい色の靴やデザインソックスを持ってきたりすることで、気になる部分から視線をそらすことができます。
- ウエストよりも高い位置にベルトをマークすると、スタイルアップ効果が期待できますが、体型によっては逆効果になることもあります。ご自身の体型に合った方法を見つけてください。
- 素材の選び方:
- ハリがありすぎず、適度な落ち感(ドレープ感)のある素材は、体のラインを拾いにくく、上品な印象になります。
- シワになりにくい素材を選ぶと、忙しい中でもお手入れが楽で、いつでもきれいな状態を保てます。
- 色の使い方:
- ダークカラー(黒、ネイビー、チャコールグレーなど)は引き締め効果がありますが、全身をダークカラーでまとめすぎると重たい印象になります。明るい色やトレンドカラーをトップスや小物で取り入れて、顔周りを華やかにすると良いでしょう。
- ワントーンコーディネートは、縦のラインを強調し、すらっと見せる効果があります。濃淡の違う同系色を組み合わせると、おしゃれな奥行きが生まれます。
まとめ
体型変化は自然なことであり、決しておしゃれを諦める理由にはなりません。今の自分に似合う服、心地よくいられる服を見つけることで、お出かけがもっと楽しく、日常がさらに輝くはずです。
今回ご紹介したシーン別の着こなしや体型カバーのヒントが、皆様の服選びの一助となれば幸いです。まずは気になるアイテムや着こなし方を一つ、試してみてはいかがでしょうか。
「My Body, My Style」では、これからも多様な体型の方がおしゃれを楽しむための情報やインスピレーションを共有していきます。皆様のおしゃれのヒントや体験談も、ぜひコミュニティで共有してください。一緒におしゃれを楽しみましょう。