忙しくてもおしゃれ!体型を気にせず楽しめる着回しコーディネートの作り方
ライフステージの変化とおしゃれの悩み
出産や年齢とともに、体型に変化を感じる方は少なくないでしょう。以前の服が似合わなくなった、何を選べば良いかわからない、でもおしゃれは楽しみたい。そう思っていても、日々の忙しさに追われ、ゆっくり服を選ぶ時間もなかなか取れない。そんなお悩みをお持ちの方に、今回は体型を気にせず、そして忙しい毎日の中でも賢くおしゃれを楽しめる「着回しコーディネート」に焦点を当ててご紹介いたします。
着回し力を高めることは、手持ちの服を最大限に活用し、少ないアイテムで多様な着こなしを叶えることにつながります。これにより、服選びにかける時間や費用を抑えつつ、常に新鮮な気持ちでおしゃれを楽しむことができるのです。
体型変化後も頼れる!着回し力のあるアイテム選びのポイント
着回しコーディネートの基盤となるのは、やはり選び抜かれたアイテムたちです。体型変化があっても長く愛用でき、着こなしの幅を広げてくれるアイテムを選ぶ際には、以下の点を意識してみてください。
- 体型を拾いすぎないシルエット: ピタッとしすぎるものよりも、程よくゆとりのある、またはドレープ感のある素材を選ぶと、気になる部分を自然にカバーできます。例えば、ウエスト周りが気になる場合は、落ち感のあるブラウスや、腰回りにタックやギャザーが入っていないAライン・フレアスカートなどがおすすめです。
- 着心地の良い素材: 長時間着用することを考え、肌触りが良く、シワになりにくい素材を選ぶと、お手入れも楽でデイリーに着回しやすくなります。コットン、リネン、ポリエステル混紡素材などが考えられます。
- ベーシックカラーを軸に: ネイビー、ブラック、グレー、ベージュ、ホワイトといったベーシックカラーは他の色や柄と合わせやすく、着回しの中心となります。これらの色を基盤に、トレンドカラーやアクセントになる色を数点加えるのがバランスの良い方法です。
- デザインの汎用性: 特定のシーンにしか合わないデザインよりも、カジュアルにもきれいめにも着回せるシンプルなデザインを選ぶと、着こなしの幅が広がります。例えば、ジャケット風にも羽織れるカーディガンや、トップスとしても羽織りとしても使えるシャツワンピースなどです。
少数精鋭アイテムで作る着回しコーディネート例
それでは、実際にいくつかのアイテムを組み合わせて、どのように着回しができるか具体的な例を見ていきましょう。例えば、以下のようなアイテムを揃えたとします。
- A: 体型を拾わない、ドレープ感のあるVネックブラウス(ベージュ)
- B: ウエストゴムで楽ちん、広がりすぎないフレアスカート(ネイビー)
- C: 縦ラインを強調できる、センタープレスのテーパードパンツ(カーキ)
- D: シンプルなクルーネックのニット(ホワイト)
- E: 羽織りにもなるシャツワンピース(ストライプ柄)
これらのアイテムを使って、例えば以下のようなコーディネートが考えられます。
- きれいめカジュアル: ブラウス(A)とフレアスカート(B)の組み合わせ。足元はフラットシューズやスニーカーできれいめカジュアルに。ブラウスのドレープ感が上半身を、フレアスカートがヒップ周りを自然にカバーしてくれます。
- お仕事(パート)スタイル: ブラウス(A)とテーパードパンツ(C)の組み合わせ。きちんと感がありつつ、パンツはセンタープレスで脚長効果も期待できます。トップスインしても、ブラウスの裾を出してもバランスが取りやすいデザインを選ぶと良いでしょう。
- 休日リラックス: ニット(D)とテーパードパンツ(C)の組み合わせ。シンプルながらも、パンツのシルエットがきれいに見せてくれます。シャツワンピース(E)を羽織れば、縦ラインが強調され、体型カバーにもつながります。
- ワンピース着回し: シャツワンピース(E)を一枚で着る。ウエストにベルトを加えたり、ボタンを開けてパンツスタイルに羽織ったりと変化を楽しめます。体型が気になる方は、ゆったりとしたシルエットのワンピースを選ぶと安心です。
- 季節の変わり目スタイル: フレアスカート(B)にニット(D)を合わせ、肌寒い時はシャツワンピース(E)を羽織る。温度調節もしやすく、おしゃれに見えます。
これらの例のように、数点のアイテムでも組み合わせ次第で様々なシーンに対応できるコーディネートが生まれます。色や素材の相性を意識することで、より洗練された着こなしになります。
着回しコーディネートを成功させるためのプラスワンのコツ
着回し力をさらに高め、毎日のおしゃれをより楽しむためには、いくつかの小さなコツがあります。
- 小物の活用: スカーフ、ネックレス、ベルト、バッグ、シューズなど、小物を変えるだけで同じ服でも全く違った印象になります。特に体型カバーには、視線をそらす効果のある大ぶりのネックレスや、ウエスト位置を高く見せるベルトなどが有効です。
- インナーとアウターの工夫: 響きにくいインナーや、体型を整える機能性インナーを上手に活用しましょう。また、季節に合ったアウターは、着こなしの印象を大きく左右し、体型カバーにも一役買います。
- 定期的な見直し: 定期的に手持ちの服を見直し、着ない服は手放す勇気も必要です。クローゼットがすっきりすると、持っている服を把握しやすくなり、コーディネートを考える時間も短縮できます。
- 試着の重要性: 新しいアイテムを取り入れる際は、必ず試着をして、今の自分の体型に合っているか、手持ちの服と合わせやすいかを確認しましょう。
まとめ
体型変化や日々の忙しさがあっても、おしゃれを楽しむことは十分に可能です。賢いアイテム選びと、少しの工夫で生まれる着回しコーディネートは、きっとあなたの毎日を彩る助けになるでしょう。
「My Body, My Style」では、これからも多様な体型の方々がおしゃれを楽しむためのヒントやインスピレーションを共有していきます。ぜひ、様々な着こなしを試して、ご自身のスタイルを見つけてください。おしゃれは自分自身を表現する楽しい時間です。